2012年度「葉酸」認知度調査

女性を取り巻く環境の変化や、葉酸に対する認知の現状を把握し葉酸が現代女性の健康に果たす役割について、積極的に情報を発信することをめざし、インターネットによるアンケート調査を株式会社インテージに依頼し実施しました。調査対象は15歳から49歳の女性1,327人です。

その結果、66.7%の女性に認知されており、特に妊娠している女性の認知度は93.4%と高くなっていました。しかし、出産を経験している女性を含めて、60%以上が必要摂取量を摂れていないと感じていました。

また、できれば食事から葉酸摂取を行いたいと考えていますが、やり方がわからないなどの理由で実施できない現状が認められ、妊娠後の啓発により葉酸の必要性を知っている女性は増えては来ていますが、妊娠前の女性への情報提供の必要性があることがわかりました。

葉酸と食育による脳脊髄奇形発生予防のガイドライン 2010年提言

一般社団法人葉酸と母子の健康を考える会では、我国においては、脳脊髄奇形の発生が減少していない現状を憂慮し、"葉酸と食育による脳脊髄奇形発生予防のガイドライン"[2010年提言]を2010年12月2日に発表して、葉酸が現代女性と子どもの健康に果たす役割について広く情報を発信していくとともに、欧米で利用されている葉酸強化シリアル食品に代わるものとして、葉酸たまごからの葉酸摂取を呼び掛けています。

2009年度「葉酸」認知度調査

「葉酸(4/3)の日」に向け、2009年3月に「出産を考える女性が特に摂るべきビタミン=葉酸」についての意識調査を実施いたしました。調査対象は出産経験や未既婚に偏りがないよう配慮した、20代~40代の女性です。

まず初産・第2子以上も含め「出産したいもしくは出産する可能性はあるか」という質問をしたところ、20代~30代女性の74.1%の方が肯定的な回答をしました。そこで、この女性らを「出産予備群」と位置づけ、葉酸の意識について追質問を実施。結果、彼女らは「葉酸を知っている(76.5%)」上、「赤ちゃんの健康」に寄与すると思っている(84.9%)にも関わらず、「現在は葉酸摂取を意識していない(73.3%)」ということが分かりました。また、葉酸の「摂取量」や「成分特性への理解」も低いものでした。

一方で、彼女らは葉酸の摂取経路を「毎日の食事から少しずつ摂りたい(98.1%)」と回答。葉酸についての注意喚起は、ただその存在を知ってもらうだけではなく、具体的に「食事からの摂り方」を伝えていく場面になっている、と言えそうです。

2007年度「葉酸」認知度調査

4/3の「葉酸の日」(日本記念日協会認定)制定に先立ち、2007年3月に、一般女性200名(他に参考値50名)および医療関係従事者200名に、葉酸の認知度調査を行いました。

葉酸の認知率は妊娠予備軍(20~40代)で未婚女性40.0%、既婚女性54.0%となっており、2000年に厚労省が摂取を呼びかけ、2002年度から母子健康手帳にも記載されたにも関わらず、出産経験層の妊娠期における摂取意向も28.0%、摂取は25.0%にとどまりました。

また、医療関係従事者の葉酸認知率は91.0%。特に産婦人科では98.0%とほとんどの医師・看護師が知っていることが明らかになりました。

しかし、葉酸認知者のうち、葉酸の具体的な働きまで認知しているのは産婦人科系の医師で88.0%、助産婦・看護師で72.9%と、少し心もとない数字になってきています。

さらに、妊娠期の女性に特に重要な栄養素であるという認知は、葉酸認知者のうち全体で17.6%が「知らない」、母子健康手帳の記載については46.7%が「知らない」という回答を寄せており、医療従事者においてもまだまだ葉酸の重要性が理解されていない現状が見られました。