春の行楽ランチ / 準優勝チーム | 奈良女子大学 Dear Bambina

2015年3月15日

奈良女子大学 Dear Bambina

春の行楽ランチ

この料理のテーマは、そのままピクニックに行きたくなるような、春らしさと彩りそして葉酸たっぷりの行楽ランチです。  奈良女子大学で「奈良の食プロジェクト」として奈良の食を広める活動をしている私たちは、この行楽ランチにも地元の食材をたくさん取り入れました。
「二色の彩むすび」(にしきのあやむすび)は、奈良県吉野地方の郷土料理であるめはり寿司をイメージしたものです。具材にほうれん草やカリカリ梅などを使って食感にアクセントをつけました。2個のおむすび両方に薄焼きにした葉酸たまごを飾ることで、見た目も味もあざやかになっています。
「たまごとくずきりのおひさまスープ」は、吉野葛のくずきりをお椀に敷くように盛り付けることで、おひさまに見立てた葉酸たまごのきれいな黄色を見せています。菜の花や桜型にくり抜いたにんじんで春らしさを出しました。
「大和肉鶏の親子オムレツ」は奈良の大和肉鶏をミンチ状にし、親子丼の具材をあえてオムレツにすることで食べやすくしました。葉酸たまごの美味しさが生きています。
「わさび仕立てのアボカドサラダ」は葉酸たっぷりのアボカドにトマトとパプリカをあしらうことで彩りもあざやかになりました。お酢やわさびを使うことであっさりしていて、妊娠期の方でもパクパク食べられます。
「ブロッコリーの和風チーズ焼き」は奈良県産の酒粕をベースに、チーズや味噌で食べやすく味付けしました。
「春包みの三笠焼き」は奈良の若草山をイメージし、大和茶の抹茶カスタードをはさみました。生地にも中身にももちろん葉酸たまごが活躍しています。 どの料理についても、近くのスーパーなどで簡単に手に入る食材を使うこと(奈良の食材以外で代用できること、レシピには一般的に使われる食材名を記載しています)、妊娠期や妊娠を考える女性だけでなく、どの世代の方でも楽しく簡単に作れて美味しく食べられることを意識しました。また、妊娠期の過剰摂取が問題となるレチノールを多く含むレバーは使わないで、葉酸量を高めるよう工夫しました。おうちでのごはんはもちろん、お出かけのお供にもしたくなるような行楽ランチです!


しんたまごは2人分で8.5個使います。

二色の彩むすび(にしきのあやむすび)

材料(2人分)

◎胚芽押麦ごはん

精白米1/2合+胚芽押麦ポーション(はくばく社) 1/2袋(23g)

◎菜っ葉巻きむすび

ほうれんそう 50g
だし汁   50ml(お湯50ml+顆粒だし0.3g)
醤油 小1/4
かつおごま(金ゴマ 大1/2、かつおぶし 1g、醤油 小1/2、ごま油 小1/2)

◎梅たまご巻きむすび

梅ごま(刻んだカリカリ梅 8g、金ごま 3g)
しんたまご 1/2個
みつば 2本

作り方

  1. 胚芽押麦ごはんを胚芽押麦パッケージ記載通りに炊飯する。
  2. ほうれんそうは3分間蒸し、茎と葉に分ける。葉は広げてだし汁と醤油を合わせたものに浸けておく。茎は細かく刻み、かつおごまと合わせて和える。
  3. 炊けたごはんを半分に分ける。
  4. ごはんの一方は2で作ったほうれんそうの茎の和え物を混ぜて俵型ににぎる。浸けておいたほうれんそうの葉でくるむ。
  5. ごはんのもう一方はうめごまを混ぜて俵型ににぎる。しんたまごをときほぐし薄焼き卵を作ったら、正方形2枚に切り分け、中央を花型でくり抜く。にぎったごはんに薄焼き卵を乗せ、みつばを結ぶ。

たまごとくずきりのおひさまスープ

材料(2人分)

水 250ml
顆粒だし 小1
みりん 小1
醤油 小1
くずきり(生) 30g
しんたまご 2個
サラダ油 小1
人参 10g
菜の花 40g
花麩(乾) 2個

作り方

  1. 水、顆粒だし、みりん、醤油を鍋に入れて火にかける。
    目玉焼きを2つ作る。
  2. ※キレイに焼くコツ☆
    (1) しんたまごを器に割り、サラサラ卵白(水溶性卵白)を除く。(除いた卵白はオムレツに使うので取っておく)
    (2) 温めておいたフライパンに油をひく。
    (3) 一度火を止め、卵をなるべく低い位置から静かに流し入れる。この時黄身が中央になるように3秒ほど箸でおさえて置く。
    (4) ごく弱火で卵白だけが固まるまで加熱する。
  3. 菜の花はピーラーで茎の部分の皮をむく。人参は2等分に輪切りにし、花型でくり抜く。2等分にした時厚すぎたらさらに薄く切る。菜の花と人参を蒸し器で3分蒸す。人参のくり抜いた残りは一緒に蒸した後、細かく刻んで①に入れる。
  4. 沸騰した1にくずきりを入れる。
  5. 椀にスープを注ぎ、上に目玉焼き、菜の花、人参、花麩を乗せる。

大和肉鶏の親子オムレツ

材料(2人分)

大和肉鶏のひき肉 50g
玉ねぎ 1/4個
ねりしょうが チューブ2cm程
しんたまご 4個
砂糖 小1/2
醤油 大1
酒 大1/2
水 25ml
ごま油 小2
片栗粉 大1/4
枝豆 50g

作り方

  1. 玉ねぎは薄切りにする。
  2. 玉ねぎ、ひき肉の順に炒める。火が通ったら水を加えて温まったら砂糖、酒、醤油、しょうがを加えて煮る。
  3. 煮汁がほとんどなくなったら、同量の水でといた片栗粉を加えてとろみをつける。
  4. 枝豆を細かく刻む。皮は取らなくて良い。
  5. 3と4をそれぞれ2等分し混ぜ合わせる。
  6. 卵焼き器を温めごま油をひいたら、ときほぐしたしんたまご(おひさまスープを作る際に除いたサラサラ卵白をここに加える)を流しいれ、5を包むように焼く。

わさび仕立てのアボカドサラダ

材料(2人分)

アボカド 1/4個
プチトマト 2個
黄パプリカ 1/4個

◎オリーブオイルとわさびのドレッシング

オリーブオイル 大1/4
砂糖 小1/2
酢 小1/2
わさび 小1/4
醤油 小1/2
塩こしょう 少々

作り方

  1. オリーブオイルとわさびのドレッシングを合わせておく。
  2. アボカドとパプリカは1cm角に、プチトマトは1個当り8等分にする。
  3. アボカドとパプリカに1を和え、最後にプチトマトを加える。トマトを加えた後、混ぜすぎると色が悪くなるので注意。

ブロッコリーの和風チーズ焼き

材料(2人分)

ブロッコリー 100g
ピザ用チーズ 20g
味噌 9g
酒粕 15g
調製豆乳 50ml

作り方

  1. ブロッコリーは小房に切り分け蒸し器で3分蒸す。
  2. 白味噌と酒粕を耐熱皿に入れて電子レンジで600W20秒程度温め軟らかくする。
  3. 小鍋に2、豆乳半量を入れよく溶かす。溶けたら残りの豆乳を加えて沸騰直前まで温める。
  4. アルミカップにブロッコリーを入れ、3のソースを注ぎ、上からピザ用チーズをかけたら200度に予熱したオーブンで5分焼く。

春包みの三笠焼き

材料(2人分)

◎生地

しんたまご 1個
はちみつ 大1/4
砂糖 20g
薄力粉 40g
ベーキングパウダー 小1/4
水 大2

◎抹茶カスタード

薄力粉 10g
砂糖 25g
しんたまごの卵黄 1個
牛乳 100cc
抹茶 2g

◎いちご

いちご 3個

作り方

  1. 生地を作る。ボウルにしんたまご、砂糖を入れて混ぜ合わせ、はちみつを入れて生地がもったりするまでハンドミキサーで混ぜる。
  2. 薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるい、1に混ぜ合わせる。水大さじ1を入れて混ぜ15分ほど休ませる。
  3. この間に抹茶カスタードを作る。薄力粉、砂糖、抹茶は合わせてふるっておく。牛乳、しんたまごの卵黄を入れてその都度よく混ぜる。
  4. ラップをして電子レンジ600Wで1分半温める。一度取り出しよく混ぜたら、もう一度600Wで2分温める。温めてはよく混ぜる、をとろみがつくまで様子を見ながら繰り返す。固めに仕上げる。
  5. 出来上がった抹茶カスタードはバットに広げて冷ましておく。この時乾燥しないように表面にふんわりラップをする。
  6. 休ませておいた生地に水大さじ1を入れて混ぜ生地をとろっとさせる。(ゆるくなりすぎに注意)
  7. フライパンを温め、一度ぬれふきんで冷ましたら、生地を流し込む。中火~弱火で直径約8cmの円形に焼く。表面がプツプツとしてきたらひっくり返す。両面焼けたら冷まして荒熱を取る。
  8. いちごを縦に半分に切る。
  9. 生地に抹茶カスタードといちごをはさむ。

栄養成分(1人分)

エネルギー 1159kkcal
たんぱく質 54.8g
脂質 50.1g
炭水化物 116.2g
葉酸 589μg

☆葉酸量は、葉酸と母子の健康を考える会の推奨マークのついた葉酸強化卵(可食部100gあたり葉酸量80μg以上)を使用した時の値です。